魁！dcWORKS塾　〜エンジニア編〜

2023.04.14

こんにちは！ dcWORKSでエンジニアをしているレンレンです。
今回から、弊社のエンジニアチームやデザインチームの実態をより詳しく知ってもらうべく「魁！dcWORKS塾」という新連載企画をお届けしていきます。

魁！dcWORKS塾とは？

技術研修や勉強会など、それぞれで実際に取り組んでいるような内容を問題・課題の形式でご紹介します。
エンジニアの問題では解答や解決するためのポイントを、またデザインチームでは制作過程など、各チームの取り組みを具体的に紹介していきますのでお楽しみに！
BLOGを見てくださっているみなさんも一緒に楽しみながら取り組んでいただけると嬉しいです。

今回はエンジニア編ということで弊社が運営しているプログラミングスクールのEngineersGateでも講師を務めるサトウ先生からの出題です。

人物紹介・サトウ先生
エンジニアズゲート講師。みんなから愛されるキャラクターとボディーの持ち主

問題

数値型の配列を2つ（変数名：arr1, arr2）用意してください。
arr1の変数の各要素に「0 〜 9」を代入し、初期化してください。
arr1に代入した要素を取り出し、arr2に反転した結果「9 〜 0」を代入してください。

みなさん、解けましたか？
解答は下記です！サトウ先生からワンポイントアドバイスもあるのでぜひ参考にしてみてください。

解答例

package lesson_01.works_02;

/**
* １．基礎構文（変数、for文、if文）
* <p>
* ２．数値型の配列を2つ（変数名：arr1, arr2）用意してください。<br>
* arr1の変数の各要素に「0 〜 9」を代入し、初期化してください。<br>
* arr1に代入した要素を取り出し、arr2に反転した結果「9 〜 0」を代入してください。
*
* @author tomo-sato
*/
public class Lesson_01_02 {
　　　/**
　　　* main関数
　　　*
　　　* @param args 起動引数
　　　*/
　　　public static void main(String[] args) {
　　　　int[] arr1 = {0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9,};
　　　　int[] arr2 = new int[arr1.length];

　　　　int length = arr1.length;
　　　　int j = length - 1;

　　　　for (int i : arr1) {
　　　　　arr2[j] = i;
　　　　　j--;
　　　　}

　　　　for (int i : arr2) {
　　　　　System.out.print(i + ", ");
　　　　}
　　　}
}

サトウ先生によるワンポイントアドバイス

1. 配列の初期化
配列の初期化には、forループやwhileループなどを用いて初期化することもできますが、Javaでは中括弧{}を使用した初期化がサポートされています。
この方法を使用すると、初期化のコードが短く、コードの可読性が向上します。

int[] arr1 = {0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9,};

このように、値を中括弧にカンマで区切って記述します。

また、配列arr1と、arr2を初期化する必要がありますが、個々に初期化を行うとarr1の要素数が変わった場合arr2の初期化時にエラーが発生します。
この問題に対処するためには、arr1の要素数を取得するために「arr1.length」という記法を使うことができます。

int[] arr2 = new int[arr1.length];

2. 配列の要素の取得
配列の要素を取得する方法には、forループのように添字を使って要素にアクセスする方法と、拡張forループを使って要素にアクセスする方法があります。
拡張forループを使用すると、添字を意識する必要がなく、より簡潔にコードを記述することができます。

for (int i : arr1) {

3. コードの可読性の向上
コードの可読性を向上するためには、変数名やメソッド名などの命名規則に従うことが重要です。
また、インデントを正しく行い、コードのブロック構造がわかりやすいようにすることも大切です。
さらに、コメントを適宜挿入することで、コードの意図や処理内容が明確になります。

以上で基礎構文の問題は終了です。
この問題を解けた方は変数の宣言や初期化、for文やif文の基本的な使い方を理解し、数値型の配列の作成や操作も行えるかと思います。
これらの基礎的な構文は実務のいろんな場面で役に立つので、しっかり理解しつかえるようにしておきたいですね！
今後もさまざまな問題を載せていくのでお楽しみに！