スクラム認定試験受けて来ました!Part2

dcWORKSシステムエンジニアの3%です!

人物紹介・3%
システムエンジニア。社内飲みで残った食べ物は彼のお腹へ還る。9%アルコール缶が好きだったが3%へ方向転換。

今回は以前書いたこちらの記事
スクラム認定試験受けて来ました!Part1 の続きを書いていきたいと思います!

以前の記事ではスクラム開発の考え方やメンバーの役割について書いたので、
今回は実際の開発手法や流れについて書いていきたいと思います!

スクラム開発について私が思い描いているイメージ図は下記です。

スクリーンショット 2022-11-30 19.28.59.png

ユーザーストーリーとプロダクトバックログ

まずユーザーストーリーという概念について説明いたします。
簡単に言うとサービスを実現する際に必要な要求のことです。
例えばdcWORKSのブログ記事を例にすると

  • ・コーポレートサイトからの導線で閲覧できる
  • ・ブログ記事の一覧を確認でき、詳細画面へ遷移することが出来る
  • ・(ユーザーの)興味のあるキーワードで記事を検索することが出来る

などでしょうか。
作成する際には粒度が細かくなりすぎないことや、システムに関するタスクが混ざらないようにします。

またユーザーストーリーに優先度をつけてリスト化したものをプロダクトバックログと呼びます。
またこの際に完了の定義や受け入れの基準も記載します。
場合によっては非機能要件も含めます。

estimate(見積)

作成したプロダクトバックログに対して見積を行います。

わかりやすい記事があったので参照させていただきます。
スクラム開発におけるストーリーポイント設定の極意
こちらにもあるようにスクラム開発における見積の(ウォーターフォールと異なる)大きな特徴として

  • ・ストーリーポイントは時間見積ではない
  • ・ストーリーポイントは皆で決める
  • ・ストーリーポイントはフィボナッチ数列を使う

があります。

項目ごとに私の見解も交えて説明します。

ストーリーポイントは時間見積ではない
/ストーリーポイントはフィボナッチ数列を使う

従来の開発では工数を人日、人月で定義することが多いかと思いますが、難易度によるストーリーポイントで定義するそうです。
(「そうです」と書いているのは私自身まだこれを実践できていないからでもあります...)
そして進捗の管理は消化されたポイントの合計を相対評価して行います。
例えば一日目の進捗で30ポイント進捗し、二日目の進捗で65ポイントまで進捗した場合は、相対的に効率が上がっているので「Good!」といったイメージです。
バックログトータルのポイントが〇〇ポイントだから、このペースなら〇〇日で終わるよね〜〜という理屈になるわけです。
また、進捗管理の粒度が個人でなく、チームで行われるというのもポイントでしょうか。
工数見積されたスケジュール計画の場合、ベテランエンジニアと若手エンジニアではタスク進行度合いが大きく異なるでしょうから、スケジュール作成が難しくなったり、タスクの入れ替えが激しくなったりします。
チーム(スクラム)での進捗を管理するとそういった困難が解消されることに加え、メンバー間の連携が強くなるといったメリットがあります。
また、進捗の遅い人が劣等感にさいなまれるということも発生しにくいのかもしれませんね。

ただこれは蛇足ですが、
上記のような考え方であるをスクラム開発を大きく取り入れ、莫大な成果をあげているテスラ社の元CEO イーロン・マスク氏が、 Twitter社でエンジニアに「書いたコードと行数を印刷して提出しろ!」といっているニュースを見て

!!!?

となったのは私だけはないはず。

ストーリーポイントはフィボナッチ数列を使う

フィボナッチ数列を使うのは、連続した整数の単位で行うより誤差が減るためというのが一つと
大きすぎる数字がついてしまう場合に、タスクを細分化する効果が働くためです。
大きい数字の場合のほうが当然誤差は生まれやすくなりますからね。

認定講座の中では、機能に対してフィボナッチ数列の中から各々数字を選び、平均値を算出しストーリーポイントとしました。
当然、人により数字の差は大きくなりますが平均値は実際の値に近づく傾向にあるんだとか。

今回はスクラム開発の開発手法について書かせていただきました。
次回は実際のスクラム開発のサイクルについて書いていければと思います!

以下、またまた余談です。
ここまで読んで顧客折衝やPMを経験されている方は感じるかも分かりませんが
この見積方法と進捗管理で第三者(それもクライアント)に説明しつつ理解を得ながら進めていくのはまだまだ難しいのでは!?
というのが正直な意見だったりもします。
上手い落とし所を見つけつつ、取り入れていくのが今後の課題かと思っております。

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